平成29年度産業廃棄物排出事業者セミナー 開催結果
平成30年2月9日金曜日、損保会館にて、第2回産業廃棄物排出事業者セミナー「産業廃棄物の適正処理と持続可能な資源循環」を開催しました。
多くの皆様にご参加いただきありがとうございました。
本セミナーは、産業廃棄物の排出事業者を対象としたセミナーです。
環境省 環境再生・資源循環局 廃棄物規制課長 成田浩司氏による基調講演のほか、優れた取組みをされている事業者の方々に事例発表を行っていただきました。
開催概要
■タイトル:第2回 産業廃棄物排出事業者セミナー
「産業廃棄物の適正処理と持続可能な資源循環」
■日 時 :平成30年2月9日(金曜日)13時00分から17時00分まで
■場 所 :損保会館 大会議室
■主 催 :東京都環境局、公益財団法人東京都環境公社
■参加者数:106名
■プログラム :
<第1部:基調講演>
基調講演 「産業廃棄物行政の現状と今後の展望について」
講師:環境省 環境再生・資源循環局 廃棄物規制課長 成田 浩司 氏
<第2部:事例発表・質疑応答>
事例発表
1.「ゼネコン担当者が考える廃棄物管理-有償売却に騙されていませんか?-」
鹿島建設株式会社 安全環境部 担当部長 米谷 秀子 氏
2.「持続可能な社会を目指して 環境関連事業者とのパートナーシップ」
ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社
執行役員 CSR・コンプライアンス部長 百瀬 則子 氏
(消費生活アドバイザー・環境カウンセラー(環境省)地球温暖化防止コミュニケーター)
3.「産業廃棄物処理業における高俊興業の「こだわり」」
高俊興業株式会社 代表取締役社長 高橋 潤 氏
コーディネーター:公益財団法人東京都環境公社 常務理事 齊藤 和弥
発表の様子
第1部
基調講演
「産業廃棄物行政の現状と今後の展望について」
講師:環境省 環境再生・資源循環局 廃棄物規制課長 成田 浩司 氏
1994年 環境庁 (現:環境省) 入省、衆議院法制局、大気環境課、 産業廃棄物課、在中華人民共和国日本国大使館経済部、 経済産業省四国経済産業局、 警察庁生活安全局生活安全企画課、 地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室長等を経て、 2017年7月より現職。 |
第2部
事例発表・質疑応答
事例発表1:「ゼネコン担当者が考える廃棄物管理-有償売却に騙されていませんか?-」
鹿島建設株式会社 安全環境部 担当部長 米谷 秀子 氏
東京工業大学経営工学専攻修了後、日本銀行入行。 同行退職後、1991年鹿島建設入社。東京支店で副産物対策、 石綿対策等の実務を経て2003年より本社勤務となり各支店 ・現場の指導にあたっている。現中央環境審議会循環型社会 部会廃棄物処理制度専門委員会委員、日本建設業連合会環境 委員会建築副産物部会部会長 他 |
事例発表2:「持続可能な社会を目指して 環境関連事業者とのパートナーシップ」
ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社 執行役員 CSR・コンプライアンス部長 百瀬 則子 氏
(消費生活アドバイザー・環境カウンセラー(環境省)地球温暖化防止コミュニケーター)
1980年ユニー株式会社入社。中京本部東浦店副店長を経て、 2003年より環境部長に就任。2014年からは同社の執行役員 を務める。日本ショッピングセンター協会環境対策委員、 環境省・経済産業省食品リサイクル・容器包装リサイクル法 合同委員会委員、環境省政策評価委員、 環境省COOL CHOICE推進チームメンバー |
事例発表3:「産業廃棄物処理業における高俊興業の「こだわり」」
高俊興業株式会社 代表取締役社長 高橋 潤 氏
1996年東洋大学経営学部商学科卒業後、建設会社の株式 会社フジタに入社。2000年高俊興業株式会社入社、2015年 に代表取締役社長就任。現(一社)廃棄物処理施設技術管理 協会理事、(公社)全国産業廃棄物連合会人材育成方策調査 検討会委員、(一社)東京都産業廃棄物協会 建設廃棄物委員 会・中間処理委員会・法制度検討委員会 委員 |
基調講演、事例発表、質疑応答の様子
基調講演の様子 | 事例発表の様子1 |
事例発表の様子2 | 事例発表の様子3 |
質疑応答の様子1 |
質疑応答の様子2 |
アンケート集計結果
セミナーでは、毎回参加者の皆様にアンケートにご協力いただいています。
セミナー全体として「大変参考になった」「参考になった」が合わせて97%で、参加者の方々には大変好評をいただきました。
セミナー全体について
基調講演について
事例発表について
参加者の声
セミナーに参加した感想や産業廃棄物業界の課題について、参加者の方々からいただいた主なご意見をご紹介します。
(セミナーの感想)
・全体的に大変参考になりました。3点の事例発表も意識の高い取組みであり、是非広く知ってもらいたいと思いました。次世代の為にも、自社にも取組みたいです。
・今まで参加したセミナーの中で一番良いと感じました。
(産業廃棄物業界全般の課題)
・委託業者への現地確認をマニフェストだけでは不十分な気がしており、行政としての取り組みや支援が欲しいです。
・現在、処理業者と優良なパートナーシップを結べていないと思われる部分があるので(利益優先、古くからの付き合い等)改善していきたい。