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研究成果

平成19年度第1回外部研究評価委員会 終了研究の事後評価結果

研究テーマ
都市環境改善を目指した雨水循環に関する総合的研究
研究期間 17年度~18年度
研究目的  ヒートアイランド対策技術として、屋上緑化や保水性舗装等が効果的であることがこれまでに明らかにされているが、効果の発揮には相当量の水が必要とされる。そこで、①屋上緑化施設 及び ②保水性舗装に、雨水を有効に活用するための技術開発を行い、さらにそのヒートアイランド緩和効果の実証を図る。
研究成果 雨水を貯留しながら蒸発散を調整できる
 ①「雨水貯留層一体型屋上緑化システム」
 ②「湿潤及び蓄熱型舗装システム」
を、共同研究先とともに開発し、熱収支と蒸発効率の観点からヒートアイランド緩和効果等を測定・評価した。いずれも、従来型のシステムと比較して良好な結果が得られた。
 なお、当初は、19年度に両システムを実用化した場合の広域的ヒートアイランド緩和効果の試算を行う予定であったが、現実的でなく必要性が薄いと判断されたため、18年度で終了した。
事後評価 A1名、B4名
評価コメント及び対応 ・雨水を利用した屋上緑化システムや舗装システムはこれまで事例がなく、新たな知見が得られ、また目標が達成できたことは評価できる。
・舗装システムは、数年にわたる長期的なデータを取得できると評価が正確にできる。発展の可能性があると考えられる。
・現時点では実用化にまだ少し距離のある印象だが、大手建設会社との共同研究でもあり、今後安価でより性能のよい素材の開発とともに実用化されていく部分も少なくないと期待される。
・両システムのヒートアイランド緩和効果を科学的に明らかにした点は評価することができる。しかし、まだパイロット試験の段階であり、開発されたシステムを実際の屋上緑化あるいは蓄熱型舗装に結びつけるためには、その実現性および費用対効果等についても検討する必要があるものと考えられる。
・都市における水管理の一環として、雨水を利用した環境改善への貢献として評価される。研究テーマが「総合的研究」とあるからには、日常生活における環境改善に止まることなく、集中豪雨時の洪水遅延、渇水対策など水管理全般に係る雨水の利用体系の高度化を目指すような研究も、ぜひ検討していただきたい。
・ヒートアイランド対策に雨水を利用するという新しい着想に基づいた研究である。当初の目標が十分に達成されている。実験データの定量性が十分に示されており、信頼性の高い研究成果といえる。実用性が高い研究であると判断される。
⇒本研究は18年度で終了となりましたが、両システムの実用化に向けては、共同研究先が今後数年にわたる取組を行う予定です。
⇒研究テーマ名については、研究内容に見合った具体性のあるものとするように努めます。

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