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研究成果

平成19年度第1回外部研究評価委員会 終了研究の事後評価結果

研究テーマ
沿岸海域流入汚濁物質の水生生物への影響に関する研究
研究期間 17年度~18年度
研究目的  東京の沿岸海域の水質は雨天時に流入する汚濁負荷の影響が大きく、効果的な対策推進のためには、水質改善状況等の把握が必要である。汚濁の累積的な評価には水生生物調査が最も適していると考えられる。そこで、
 ①雨天時排水等の水質が水生生物の生息状況に及ぼす影響を累積的な観点で明らかにする。
 ②水環境の改善状況の効率的な把握に資するため、今後のより効果的な水生生物調査の運用方法を明らかにする。
研究成果  従来の水生生物調査結果のデータベースを作成し、東京湾水質データベースとの総合的な解析により、次の様な各生物種の出現傾向や水質汚濁との関係等を明らかにした。
 ①底層水の貧酸素化が底生生物や魚類の生息に被害を及ぼし、酸素が十分な浅海域では生物相が干潟以上に豊かであること
 ②赤潮プランクトンの出現状況は内湾部では地点による差は認められず、赤潮の発生は主として気象条件で決まること
 また、水生生物調査の改善策については、解析結果に基づき、調査地点、測定頻度、調査方法について提示した。
事後評価 A3名、B2名
評価コメント及び対応 ・水生生物に関する蓄積されたデータの有効活用を目指した研究であり、1986年から2002年までのデータベース化を行ったことは評価できる。これだけ多くのデータがあるので、統計的な解析が容易となることにより、今後多くの形で研究に利用できるものと期待され、また別の分野にも利用されるものと思われる。
・水生生物の生息状況と水質汚濁の関連を定量的に明確にしており、評価できる。
・行政に対する有効な情報提供が行われる研究と言える。
・国内最大の周辺人口をかかえる東京湾は人間活動の沿岸海洋環境に与える影響を監視する上で最もふさわしい場所と考えられる。毎年が無理であればせめて隔年でも生物調査の継続、監視の推進と解析を望みたい。また、関連研究も少なくないと思われ、それらとの連携、データの共有と総合解析もぜひ望みたい。
・この種の研究には、モニタリングシステムの構築が欠かせないものであるが、2002年以降モニタリングが継続されていないとのことであり、大変残念である。モニタリングの重要性を主張され、何とか復活されることを希望する。
⇒今後の研究においても、本研究結果を活用し、統計的な手法により定量的な解析を行っていく予定です。
⇒今後も継続的な調査が行えるように、長期的なモニタリングの重要性を訴えていきたいと考えています。

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