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研究成果

平成19年度第2回外部研究評価委員会 事前評価結果

研究テーマ
うるおいある水辺環境の回復に関する研究
(底質からの栄養塩類溶出等調査)
研究期間 20年度~22年度
研究目的  水質改善を妨げる主な要因となっている底質汚染について、底質成分の挙動に係る文献を調査収集して取りまとめるとともに過去に実施された東京湾の底質データを電子データに収集・整理を行う。
研究内容 (1) 底質汚染が水環境に与える影響の把握(文献調査)
 底質からの栄養塩溶出速度や、酸素消費速度等の文献情報を取りまとめる。
(2) 東京湾における底質汚染状況の推移と現状の解析(データ解析)
 東京都や他の自治体及び国が実施した底質調査データを収集・解析し、 底質汚染状況の推移や地域的な特徴を明らかにする。
事前評価 A1名、B4名
評価コメント及び対応 ・東京湾の水質は、全般的には改善傾向にあるとはいえ、まだ大きな問題として残されており、重要な研究課題といえる。特に近年、水辺環境に対する市民の関心が高まっていることから、行政的なニーズの高いテーマといえる。既存のデータをベースとした研究のアプローチは、新規性の点で低く評価される場合が多いが、極めて重要なアプローチであるので、積極的に推進されたい。
・東京湾への流入河川の水質改善が進む中、湾自体の水質改善は最後に残された研究課題とも言え、その目標は妥当である。何故東京湾の水質改善が進まないのか、その原因予測に基づいて改善対策が提言できるような成果を期待する。
・「ヒートアイランド研究」に関連しての質問だが、排熱の水への排出を通じた東京湾の表層水温上昇が水質向上の邪魔をしていないだろうか。他にも様々な人為的影響を受けているフィールドであるだけに、特定のポイントに注目して研究を行うとしても全体的な視野を保ち続ける努力をお願いしたいと思う。
⇒改善策の具体化に際しては、経済的、工学的な視点からの評価が最も重要であるが、本研究では、そのために必要な、底質汚濁の水質への影響や底質汚濁の分布、汚泥の存在量などの情報提供を行う。
⇒底質汚濁は、赤潮や貧酸素化など水質汚濁現象と相互に関連しており、水環境全体の改善を視野に研究を行っていくことが必要であると考える。また、水温上昇も水質への影響が大きいと考えられることから、検討課題としたい。

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