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研究成果

平成19年度第2回外部研究評価委員会 事前評価結果

研究テーマ
大気中微小粒子に関する総合的研究
研究期間 19年度~21年度
研究目的  大気中微小粒子(PM2.5、ナノ粒子)の健康影響が問題となっているが、これら微小粒子はディーゼル排気微粒子だけでなく、光化学反応により二次生成されることが考えられることから、PM2.5に係る都内の状況の把握、特に光化学反応の影響が高い地域におけるPM2.5の二次生成量及びメカニズムを検討するとともに、PM2.5に係る原因物質の推定や対策効果の検証に必要なデータを取得する。
研究内容 (1) 多摩地域を含む都内4か所において時間毎の濃度測定かつサンプル採取が可能なβ線式PM2.5測定器による観測を行い、光化学反応による二次生成過程について検討する。
(2) 夏期のオキシダント高濃度時及び冬期に、時間ごとにPM2.5の水溶性成分組成を分析し、オキシダント濃度との関係を把握する。これにより、二次生成量及び生成メカニズムを検証する。また、夏期1か所においては、エアロゾル質量分析計によりVOC由来の粒子について検討する。
(3) 関東地方SPM合同調査に参加し、PM2.5中の主要成分(元素状炭素、有機炭素、水溶性成分)の濃度の広域的把握を行う。 ※関東地方SPM合同調査への参加については、甲の関連部署と協議を行う。
(4) 環境局が実施する大気中微小粒子(PM2.5)に関する調査事業、学識経験者による検討会について、調査等に係る技術支援、調査・研究の企画及び委託仕様書・報告書等の案の作成、会議への出席などを行う。
事前評価 A3名、B2名
評価コメント及び対応 ・PM2.5の問題は、新しい大気環境問題として注目を集めており、国レベルの取り組みも行われているが、大都市圏である東京都が独自に取り組むことも必要性が高い。国の取り組みとも連動しているが、独自の研究テーマとしての意欲的な位置づけもみられている。
・連続測定によるデータの蓄積は非常に重要な取り組みであり、データの有効活用が期待される。
・測定地点の選定について特に説明されていないが、有効な解析が可能となるように、連続測定、成分測定とも十分な検討を行った上で選定されることを望みたい。
・肺胞の奥まで侵入して沈着しやすいPM2.5への二次粒子生成の側面からの取り組みで、微小粒子への取り組みとして早いものとはいえないが、重要な課題であり成果を期待する。
・「光化学オキシダント対策の効率的な推進に関する研究」との連携を明確にする必要がある。
⇒測定地点は移流の状況を検討できるように選定したい。
⇒「光化学オキシダント対策の効率的な推進に関する研究」とは測定期間を共通化するなどして連携したい。春季は人的資源の点から困難であるが、夏期及び冬期調査結果を踏まえて検討したい。

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