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研究成果

平成20年度第1回外部研究評価委員会 終了研究の事後評価結果

研究テーマ
有害化学物質による大気汚染低減対策に関する研究
研究期間 17年度~19年度
研究目的  VOC対策の実効性のある対策を進めるためには、環境大気中の成分毎の詳細な実態把握が必要であるとともに、VOC排出に係る情報の精度向上を図る必要があることから、VOCの成分別把握や有害大気汚染物質の実態把握及び環境濃度データの収集を行う。
研究内容 (1)含酸素系化合物の環境濃度実態に合わせた測定法の確立
(2)VOC個別成分の都内モニタリング(環境省受託)
(3)VOC連続測定装置(環境改善部)のデータ評価と精度管理
(4)VOC個別データと、リスク強度・オゾン生成能等を用いた削減対策評価手法の検討
(5)有害大気汚染物質(重金属類、多環芳香族炭化水素等)の継続的モニタリング(環境省受託)
(6)PRTR非対象物質の使用状況の把握等VOC発生源情報の精査
事後評価 A4名、B1名
評価コメント及び対応 ・研究は確実に進んでいることは、理解できるが、研究目的が具体的でないため、研究目的を達成できたのかどうかは判断できない。研究目的をより具体的に設定することを薦める。
・光化学大気汚染の低減は依然として重要な課題となっており、そのための基礎データを得る本研究テーマは、貢献度が高いと評価できる。特にVOCの成分分析データは全般に乏しい中で、継続的にデータを確保してきた点の価値は大きい。アルデヒドの寄与が大きいことを明らかにした点が新たなポイントである。発生源調査と併用している点も、他に例が少ない取り組みといえる。
・給油所からの発生状況の把握など、都市部のVOC発生状況に関する多面的な研究が進められ、成果が得られた。また、オゾン発生、有害性の観点から対策すべき対象物質の優先順位付けが進められた点も評価される。
・過去5年間にわたってVOC成分のオゾン生成量の経年変化を明らかにしたことは評価に値する。また、この過程において、オゾン生成寄与割合の高い成分を特定し、発生源についての情報も得たことは、今後のVOC対策に対して大きく貢献できる成果として評価できる。今後、これらの成果をどのように施策に生かしていくのか、具体的な提言を発信していく必要があろう。
・目標とした項目は、ほぼすべて達成されている。大気汚染低減へのより具体的な対策への提言を加えることが望ましい。
・本研究の今後へのつながりはどうなるのか、期待がある一方、経年変化をどれだけ追えるのかについて疑問がある。可能ならば是非継続的な測定をお願いしたい。
・この結果がH20年度以降、光化学オキシダント対策のさらなる推進につながることを期待する。昨今のガソリン価格等の上昇により自動車関連の発生は一層の効率化、削減が期待されるが、こうした外的因子の影響を待たずとも目標基準を設定して誘導方策を考えておくことは重要と思われ、今後のさらなる取り組みを期待する。
⇒光化学オキシダント対策の研究において、多くの揮発性有機化合物については、完全に同一にはならないものの継続性のあるデータを取っていけるよう努力したい。
⇒光化学オキシダントについては、現在のところ対策効果がみられていないため、より一層の取り組みが進むよう研究を進めていきたい。

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