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研究成果

平成20年度第1回外部研究評価委員会 終了研究の事後評価結果

研究テーマ
都市排水の環境影響に関する研究
研究期間 17年度~19年度
研究目的  下水処理水等に含まれる化学物質の水環境中での挙動及び水生生物への影響を明らかにするとともに、都内水域における大腸菌群等の実態を把握し、親水性水域における健康リスクを低減させるための基礎資料とする。また、都市排水の流入による問題点を明らかし、水質汚濁対策の推進(水質改善対策、環境監視、合流改善事業等)に反映させる。
研究内容 (1)下水処理水が河川に流入する地点を起点とし、その上下流部の水質及び生物相等の実態を調査する。
(水質調査、水生生物調査)
(2)下水処理水が流入する河川及び親水性海浜公園を対象とし、水質及び大腸菌群等の実態を調査する。
(大腸菌群数調査)
(3)大腸菌群数調査は晴天時の実態だけでなく、水環境への負荷が大きい雨天時の実態についても調査する。
(雨天時調査)
事後評価 A1名、B4名
評価コメント及び対応 ・終了研究でありながら、測定結果以外明確な研究成果が何であるのか理解できなかった。
・下水処理場の環境影響を定量的に評価するという目標がほぼ達成されている。着実なデータの蓄積があり、都内の主要河川をカバーしていることから、行政支援の面でも有益な成果といえる。
・地道な作業ではあるが、水質に影響する因子を順に追跡し、確認した点は大切だと思われる。
・現地調査を実施し、河川水負荷に占める下水処理水負荷の割合を明らかにするなど、都内河川の水環境に下水処理水が大きな影響を及ぼしている実態を明らかにした点は評価することができる。
・研究は計画通り遂行されている。測定が主であり水質改善のための手法の具体的提示が望ましい。
・測定結果の水理学的な解析にも力を入れて成果をまとめていただきたい。
・検討項目とその結果が常識的な範囲、予想される範囲に留まった感があり、今後の研究的発展性をうまく組み込んだ課題設定についても検討頂ければと思う。
・現地調査の難しさがあるため、多くは望めないが、本研究で対象とした河川での結果をもって、一般化できるのかどうか、やや疑問が残る。下水処理水が河川水環境に及ぼす影響の実態解明はできたものと思われるが、その改善策や対応策について、より具体的な提言が望まれる。
⇒河川水質をさらに改善するための基礎資料として調査結果を活用していく。
⇒測定頻度・地点等の制約から河川全体の水理学的な解析はできないが、調査対象範囲における汚濁負荷量に関しては、水質及び流量測定の結果から流入負荷量を算出し、下水処理水の負荷割合は明らかにする。
⇒水質項目によって下水処理水の影響が異なることが把握できたので、それらの結果を整理し今後の課題を提起する。
⇒調査対象とした3河川(神田川、浅川、多摩川)の調査結果を都内河川のすべてに当てはめることはできないが、3河川は下水処理水が流入する河川としては、河川形態や規模などが異なるので、ある程度は類型化するが可能と考えられる。調査結果を水質改善対策に資するようまとめていく。
⇒研究結果を環境局や関係局と共有し、公共用水域の水質改善や下水高度処理などの行政施策の推進に役立つよう努力する。

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