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研究成果

平成20年度第1回外部研究評価委員会 継続研究の中間評価結果

研究テーマ
大気中微小粒子の実態及び生成機構に関する研究
研究期間 19年度~21年度
研究目的  大気中微小粒子(PM2.5、ナノ粒子)の健康影響が問題となっているが、これら微小粒子はディーゼル排気微粒子だけでなく、光化学反応により二次生成されることが考えられることから、PM2.5に係る都内の状況の把握、特に光化学反応の影響が高い地域におけるPM2.5の二次生成量及びメカニズムを検討するとともに、PM2.5に係る原因物質の推定や対策効果の検証に必要なデータを取得する。
研究内容 (1)β線式PM2.5測定器とTEOMとの比較及びβ線式PM2.5測定器による多摩地域での二次生成過程の観測
(2)水溶性成分組成の分析による微小粒子の二次生成量及び生成メカニズムの検討
(3)関東地方SPM合同調査に参加による、PM2.5中の主要成分(元素状炭素、有機炭素、水溶性成分)の濃度の広域的把握
(4)ナノ粒子の個数濃度の時間変化の測定によるオキシダント等他の成分との関連性の検討
中間評価 A2名、B3名
評価コメント及び対応 ・重要なテーマであると考える。関連の機関の情報も活用しての分析を期待する。
・注目度の高い微小粒子の問題に取り組む研究であり、ニーズの高い研究といえる。データの蓄積も重要であるが、それをいかに解析して活用するかという観点を重視して進めることが望まれる。
・「自動車排出ガス低減対策の総合評価に関する研究」や「光化学オキシダント対策の効率的な推進に関する研究」とも関連が深く、都市部大気環境に関する多角的研究推進によるより効率的な取り組み推進が期待される。
・都が導入を予定しているPM2.5の規制に向けて、ナノ粒子の測定法を確立し、その二次生成を確認したことは評価できる。次年度以降、この二次生成のメカニズムが明らかにされることを期待したい。
・大気中微小粒子の実態及や生成機構には不明な点が多く、本研究で明らかになることが期待される。測定結果の蓄積が重要と考えられる。
・測定地点の選定が重要と考えられる。全体計画に対する進捗度が今ひとつ明らかでなかったように思われる。着実にデータが蓄積されている様子は理解できたが、そこから何を明らかにしようというのか、つまり目標設定を明確にすることが必要と感じられた。
・自動測定装置の導入でデータ量は一挙に増えるが、それを解析するための道具立てとして各種モデルやプロセス研究のための実験設備なども必要であろう。初年度でまだ時間もなく解析不十分の状態だが、今後のデータ解析による研究方向性の明確化を期待する。
・PM2.5やナノ粒子の生成は、ディーゼル車対策とも関係することから、「自動車排出ガス低減対策の総合評価に関する研究」とも連携をとって研究を継続する必要があろう。
⇒環境省やJATOP(Japan Auto-Oil Program)とも情報を共有して進めていきたい。
⇒環境局全体で行っているPM2.5対策事業の中での位置づけを明確にするとともに目標を設定していきたい。
⇒環境局全体で取り組んでいる発生源調査の中で、自動車排出粒子の組成も調査する。「自動車排出ガス低減対策の総合評価に関する研究」の成果も活用していきたい。

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