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研究成果

平成20年度第2回外部研究評価委員会 事前評価結果

研究テーマ
マテリアルフローに関する研究
研究期間 21年度 ~23年度
研究目的  循環型社会への変革を進めるためには、資源としての採掘から製造等を経て、製品廃棄にいたるまでの物質としてのフローを明らかにするとともに、当該フローに関連するエネルギーの利用状況や、社会システムとしての物流の状況などを多角的に捉える。
研究内容 (1) 都内における小型電子機器中レアメタル調査
 回収システムが確立されていない小型電子機器について、都内の排出状況及びレアメタル等の含有量を明らかにする。
(2) 廃プラスチック類のリサイクル効率性調査
 都の目標の「廃プラスチック類のリサイクルを促進し埋立処分量ゼロにする」を実施するために、リサイクル効率性を明らかにする。
(3) 廃溶融スラグ利用促進調査
 マテリアルフローの最下流に位置する灰溶融スラグの利用促進のための基礎調査を行う。
事前評価 A1名、B3名、C1名
評価コメント及び対応 ・研究の有用性は高く評価できるが、一方で3つのサブテーマが相互にどう関連しているのかが明確でなく、全体として「マテリアルフローに関する研究」と題されているものの、どのように研究課題全体としての成果がまとめられるのか、現時点での計画からはあまり見えてこないという問題点がある。個々のサブテーマはいずれも重要性が高く、その意味では意欲的な取り組みと言えるが、サブテーマ間の相互関係や全体として何を目指すのかを明確にした上で研究に取り組まれることを期待したい。
・リサイクル、再利用にあたり、有価物のみならず有害物の面からの調査も同時推進が必要と思う。特に難燃材のストックホルム条約追加の動きの中で、プラスチック系廃棄物のリサイクル時の汚染拡散、廃棄物埋め立て処分場からの浸出水による汚染継続など今後負の遺産の発生が容易に想像されるだけに、有害物の管理も同時ににらんだリサイクル体制の確立が望まれる。
・国内外における類似研究のレビューを十分に行い、本研究の位置付けを明確にすること。データ取得方法、分析手法等、調査研究内容を明確にする必要がある。施策展開に向けた最終目標を明確にする必要がある。
⇒メインテーマを「マテリアルフローに関する研究」と、学術研究の分野としてはやや広く設定し、この分野から各サブテーマを行政ニーズに柔軟に対応できることを念頭においた研究の枠組みとしている。大都市における資源循環課題としてプライオリティの高い素材に着目し研究を展開するとともに、関連の高いサブテーマ間の相互連携を図っていきたい。
⇒レアメタルを含め多くの物質は有用である一方で、有害性を示す側面があるなど、資源循環の必要性と有害物質の管理は表裏一体の研究テーマと考えている。御指摘頂いた有害物質の管理の視点も踏まえつつ、今後の研究を展開していく。
⇒国内外において研究が進行している分野であるため、類似研究の動向を意識しつつ大都市特有の課題を中心に研究を進める。研究成果を活用した施策展開を視野に入れ、都市鉱山として一定程度のリサイクルポテンシャルのある素材に着目していく。

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