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研究成果

平成22年度第2回外部研究評価委員会 新規研究の事前評価結果

研究テーマ
東京都におけるヒートアイランド現象等の合理的な情報収集及び発信に関する研究
研究期間 23年度~24年度
研究目的  東京ではヒートアイランドと地球温暖化の進行により、過去100年間に平均気温が約3℃上昇し、今後その影響が都民生活にさまざまな形で影響を及ぼすことが懸念されている。こうしたヒートアイランド等の影響を適確に把握し都の施策立案に反映させるため、現状及び将来の気象情報の収集及び発信に関する検討を行い、次世代の情報収集体制整備の基礎資料とする。
研究内容 (1) 他局における観測システムの実態調査
 建設局「東京都水防災総合情報システム」や下水道局「東京アメッシュ」等各局独自の気象観測システムの運用、機能等に関する調査を行う。
(2) 各局システムの気象観測環境に関する実態調査
 大気汚染常時監視測定局のほか、建設局等他局の気象観測地点における空間代表性等観測環境に関する実態調査を行う。
事前評価 A4名、B1名
評価コメント及び対応 ・調査対象を都関連機関に限定せず、目的に合う情報を有する機関全てに広げる事を提案する。①現状で調査に掛かっている費用②情報収集システムの代替案③収集されたデータの処理に必要な手法についても調査内容に加える事の検討を考えてほしい。
⇒区市や国等の関連機関に広げて検討するとともに、ご指摘の点を活かしながら研究を進めて参りたいと思います。
・ヒートアイランド現象は、都市部においては地球温暖化を上回ると言ってもよい重要な環境問題となっており、大都市である東京においては、特に重要性が高い。当研究所で以前から取り組んできたテーマであるが、他機関の情報も合わせて新たな知見を整理しようとする取組であり、有用性が高い研究といえる。既存の設備を最大限活用しようという着想に基づいているため、比較的低予算で大きな成果が得られることが期待される。
・情報収集体制整備のための基礎的知見を得るという目的であるが、最終的に収集された情報をどう活用するかという目標のようなものがある程度見えていないと、研究の方向が定まらないことが懸念される。
⇒研究目標をより明確化することを検討しながら、研究を進めて参りたいと思います。
・実際にどこまで効率的、効果的なシステムを構築できる見通しがたてられるかがポイントの課題と思われる。他の組織とのネットワーク形成を通じて、利用価値の高い情報収集、発信体制の確立を目指していただきたい。
⇒他組織とのネットワーク形成を図り、利用価値の高い情報収集、発信体制の確立を目指し研究を進めてまいりたいと思います。
・縦割り行政による個別気象観測情報を一括管理するためのシステム開発は、都市における気候変動の影響を把握する上で、またその実態を解明する上で大変有意義なものである。個別部局での観測システムの違いを明らかにし、統一的に運用できるシステムが開発されることを期待したい。個別観測システムによる各観測データの質的管理が重要であり、その手法を開発するとともに、実用に耐えうるデータベースの構築を目指す必要がある。
・東京都のみでなく各県でも同様な気象観測を行っている場合が多い。ヒートアイランド現象は広域的な現象であり、関東圏の他県との連携が望ましい。消防署などでも、気象観測を行っているので連携を考慮してはどうか。測定器の精度が、異なることが考えられるので、検定をどのようにするかを考慮すべき。情報発信はインターネットを活用して、多数の人が理解し,利用できるよう公開してほしい。
⇒隣接する自治体や消防等他の観測機関と連携しながら、研究を進めてまいりたいと思います。特に、観測形式の違いや制度、空間代表性等さまざまな尺度でそれぞれの観測状況の把握を進めたいと思います。インターネット等情報の一般公開も検討していきたいと思います。

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