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研究成果

平成24年度第1回外部研究評価委員会 終了研究の事後評価結果

研究テーマ
マテリアルフローに関する研究
研究期間 21年度~23年度
研究目的 資源としての採掘から製造等を経て、製品廃棄にいたるまでの物質としてのフローを明らかにするとともに、当該フローに関連するエネルギーの利用状況や、社会システムとしての物流の状況などを多角的に捉えることにより、循環型社会への変革を進めていく。
研究内容
  • (1)都内における小型電子機器中レアメタル調査
    レアメタルは国際的に需給が逼迫しており、資源循環を促進する重要性が高まってきているため、回収システムが確立されていない小型電子機器について、都内の排出状況及びレアメタル等の含有量を明らかにする。
  • (2)廃プラスチック類のリサイクル効率性調査(エネルギー利用分野)
    都の行政目標である、「廃プラスチック類のリサイクルを促進し埋立処分量ゼロにする(平成22年度)」ことを円滑に実施するために、エネルギー利用状況に関するリサイクル効率性を明らかにする。
  • (3)灰溶融スラグ利用促進調査
    マテリアルフローの最下流に位置する灰溶融スラグの利用促進のための基礎調査を行う。
事後評価 A3名、B2名
評価コメント及び対応
  • マテリアルフローの把握は、都市資源といわれるレアメタルの回収及び有効利用、廃プラスチックス類のリサイクル効率の向上、そして、循環型社会、低炭素社会への変革に資する有用で、貴重な情報を提供するものである。
  • 今回の短期的な視点からの調査研究に加えて、今後は、中・長期的な視点でのマテリアルフローの研究を推進されたい。また、インベントリ解析に留まらず、ライフサイクルアセスメントの観点から、各種のシナリオを設定して、提言及びその効果の推算にチャレンジされたい。
  • 中長期的な視点を含めて今後のマテリアルフローの研究を検討していきます。
  • 電子機器廃棄物中のレアメタル等の量的把握は、資源の有効活用と廃棄物対策の両面から有益な情報を提供する研究課題であり、3年間で多くの情報を蓄積できたと評価できる。廃プラスチックのフローについても、アンケートに基づいた詳細なデータが得られており、非常に有益な情報が得られたと評価できる。いずれのサブテーマも、十分に学術論文となり得るレベルに到達しているので、早期に学術雑誌に投稿されることを推奨する。
  • 広く社会に認知されるよう、関連学会誌や専門誌へ発表したいと思います。
  • きわめて重要な課題であり、堅実に取り組みを進めてきたと評価される。貴重な情報を積み重ねてきているが、東京都ならではの課題の発掘と取り組み、独自の視点といったものが次への展開に重要ではないかと思われる。他の課題との関連が薄く取り組みが狭い印象も受けた。
  • 今回の可燃物焼却における希少金属等の組成調査結果から、今後の溶融方式等に関する方向性の検討材料に活用されると考えます。
  • ゴミの資源化について、興味深い結果が得られた。次の段階では、具体的に、どのような物質をどの程度回収できるかについて、実用性も含め検討することが望ましい。
  • 実用性を視野に入れ、主要金属を含めた希少金属の調査・研究を引き続き進めていきます。
  • リサイクルに向かないプラスチック類の量を見積もることは、廃棄物発電などのサーマルリサイクルを計画していく上での重要な基礎データとなる。
  • 埋立てプラスチックの減少に伴い、RPFが増えたのはなぜか。また、プラスチックの発電比率が減少して、焼却比率が増加したのはなぜか?
  • RPFが増加した理由は、RPFがJIS化されリサイクル材としての安定供給が可能となったことが理由と考えられます。焼却比率が増加した理由は、埋立処分していた廃プラスチックは、汚れの付着等が多く、その他のリサイクルに向かない廃ゴミが焼却に向かったと考えられます。プラスチックの発生総量絶対量は埋立ゼロを目指した前廃棄物処理計画時点では約50万トンとされています。

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