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研究成果

平成24年度第1回外部研究評価委員会 終了研究の事後評価結果

研究テーマ
コケによる屋上緑化の気候緩和効果に関する研究
研究期間 23年度
研究目的 都内における屋上緑化をはじめとした緑の効果への期待は高い。近年のローコスト・ローメンテナンスな屋上緑化として使用されているコケを中心に、薄層で軽量な屋上緑化手法によるヒートアイランド緩和効果を定量的に明らかにする。
研究内容 コケよる屋上緑化の気候緩和効果について検討するため、以下の研究を実施する。

  • (1)調査実施計画作成
    ① 対象とする屋上緑化手法及び規模等の検討
    ② 設置機器等ヒートアイランド緩和効果測定に係る詳細仕様の検討
  • (2)気候緩和効果の調査
    ① 風向風速・日射量・気温・湿度等気象条件の測定
    ② 表面温度・屋上スラブ面温度の測定
    ③ 顕熱・潜熱・伝導熱等熱収支の測定
  • (3) 調査結果とりまとめ
事後評価 A1名、B4名
評価コメント及び対応
  • 研究の目的および今後の展開、どんな提言に結びつく研究であるのかが、明快でない。
  • 屋上緑化の効果の評価は、ヒートアイランド対策として極めて重要な役割を持っているが、当研究所では過去にこの分野の多くの研究蓄積を持っている。本研究課題は、そこで蓄積された知見に基づいて、近年開発された新たな屋上緑化材料の性能評価を行ったものであり、タイムリーな情報を提供している点で、高く評価できる。特に屋上緑化によってむしろ温度が上昇したケースを見出すなど、これまでになかった新たな知見が得られている点が特に注目される。
  • 短期間での研究であるが、重要な情報が得られているので、短報としてであれば学術雑誌に投稿可能なレベルに達しているといえる。是非早期に投稿することを推奨したい。
  • 広く社会に認知されるよう、関連学会誌や専門誌へ発表したいと思います。
  • 地道なデータの積み重ねの一環として評価される。使われている手法の単なる評価にとどまらず、さらに次を目指すための改良点などを含め将来に対してガイダンスを与えうるような研究の進め方を期待する。
  • 今回の測定結果が、今後の都市環境改善を目指した緑化研究の一助となるよう研究を進めていきます。
  • 研究期間の短縮にもかかわらず、目的としたコケによる緑化の効果については、順調に知見が得られた。コケからの蒸散よりも、コケを含む屋上土壌面からの蒸発のほうが、ヒートアイランドの緩和には効果的と思われるので、潅水を非常に多くした場合のデータを取るのも興味深い。
  • 今後同様の研究を行う際の参考としたいと思います。
  • コケと比較して芝の有効性が浮き彫りになっている。
  • 結果的にコケは顕熱が大きいことになっているようであるが、なぜコケを選定したのか。直射日光の当るところでコケをテストすることに疑問を感じる。
  • ご指摘の通り、コケは一般に日陰に生育することが多いが、最近スナゴケを中心としたコケ緑化は、日向の屋上面に施工するものが中心となっており、その効果の確認を主目的とする本研究では一般的な屋上緑化手法により検討しました。
  • 屋上緑化に関連して、今後、植物以外にも白色塗料による太陽光反射や太陽熱利用(温水製造による節電)などもテストする価値があるように思う。
  • 今後同様の研究を行う際の参考としたいと思います。

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