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研究成果

平成26年度第2回外部研究評価委員会 継続研究の事前評価結果

研究テーマ
高濃度光化学オキシダントの低減対策に関する研究
研究期間 2013~2015年度
研究目的 これまでの対策効果を地域別に把握するとともに、夏季の高濃度Ox生成を低減し、注意報ゼロレベルを達成するため、広域的な視野に立った対策の考え方を提案することを目的とする。
研究内容
  • (1) 関東地方の他自治体と連携したVOC調査及びVOC濃度分布の把握を行う。
  • (2) チャンバー実験を中心に、大気中で二次生成されるアルデヒド類の原因物質を植物起源VOCも含めて調査する。
  • (3) VOC排出樹種の検索や都内の街路樹等の分布調査を実施し、植物起源のVOC排出量算出のために必要な植物現存量(葉重量等)の基礎データを収集する。
事前評価 A4名、B1名
評価コメント及び対応
  • 他自治体と連携した広域調査を展開している点は、高く評価される。引き続き、推進されたい。
  • 評価できる点、推進すべき点として、他自治体と連携した広域調査を展開している点は評価される。しかし、東京、神奈川県地区に限られており、十分とは言えない。広域調査の範囲は、日本全国、あるいはアジア地区にまで拡大することを目指すべきである。
  • 来年度については神奈川県地区だけでなく、他の関東地方内の自治体とも連携を模索したいと思います。東京の光化学オキシダントは地域生成の影響の方が大きいですが、ご指摘のとおり今後は広域移流等の影響が相対的に大きくなると考えられますので、全国的な連携の展開は今後の研究課題として検討したいと思います。
  • 研究の目的、進め方は評価できる。特にどのVOCが光化学オキシダントの生成に最も寄与しているのか、この解明は大きな意味がある。
  • BVOCに関する調査だが、樹種と放出VOCの種類の視点で調査願いたい。
  • ご助言のような形で進めていきたいと思います。
  • 発生源を多角的に検討しておりH27年度には一定の成果が得られることが期待される。
  • 地上のオゾン濃度は夏の海岸などで特に高いと言われているが,都内でもアスファルトに覆われている部分と緑地帯(森や雑木林)とは地上オゾンの濃度が異なる可能性はないのか?オゾン層の破壊が進んでいるので日本のような温帯域でも少なからず紫外線強度が増して場所による地上オゾン濃度の高低が発生しているのでは?(VOC以外のファクターの見落としはないか?)
  • 地上オゾンやNOxによってVOCだけでなくガソリン車の排ガス中の低分子炭化水素が分解されてホルムアルデヒド生成に寄与する可能性はないのか?
  • オゾンやホルムアルデヒドの主成分について、気象要因や大気中の様々な成分の影響を含め解析をしていきます。
  • 近隣自治体と連携したVOCの移流調査から、広域対策の推進をめざす試みは評価できる。今後とも、測定値点を増やして面的な解析が可能になることが望ましい。
  • 光化学Oxの研究が組成別VOCの挙動解明にまで煮詰められてきたことに大きな意義と必然性を感じる。また、環境実態の調査と並んで、アルデヒド関係の実験は意欲的であり、おもしろい結果が出ることを期待したい。
  • VOCの移流調査で何を目指しているのかがよく理解できない(聴きたい)。注意報レベルのOx高濃度がターゲットであるなら、高濃度となる気塊の経路に沿ったVOC組成とそれぞれの濃度変化は経路での反応と追加排出の結果であろう。調査では、それを固定点での時間変化で見ることになり、結果はラグランジュ的に直したうえで反応の理解やモデル検証に用いる必要があると思われる。その際、外部評価の会合でも指摘したように、内陸部での濃度上昇と追跡気塊の濃度変動の関係をよく見分けることなど、注意すべきことが多々あると思われる。B-VOCの基礎データベースの構築は野心的な印象を受けるが、現実の排出量に対応させ得るものとして有効に活用されるものとなるか若干あやぶまれる。そうなるよう祈りたい。
  • 多地点の同時観測から移流の影響を抽出することに限界はありますが、本調査では時間分解能が高く、かつ多くの成分の分析を行う計画にしており、測定したデータの中から当日の気象条件下で移流していると考えられる時間帯を抽出しながらの解析を考えています。また、経路上の排出源についてもPRTRデータの他、地図情報でも確認しながら、その影響について精査していきたいと考えます。

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