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研究成果

平成29年度外部研究評価委員会 継続研究の中間評価結果

研究テーマ
都市ごみ処理プロセス中の資源管理・都市ごみ中の有害物質の管理手法に関する研究
研究期間 平成27年度~平成29年度
研究目的 都市ごみの焼却灰中の金属資源や不燃ごみ中の金属資源について、その資源性等を評価することにより金属資源の循環利用が可能なシステムを示すと同時に、金属を可能な限り分離した後の焼却灰や不燃残さ等について、セメント化・溶融スラグ等のベストミックスによる埋立処分量の最小化を視野に入れた調査研究を行う。また、都市ごみ中の電池類や有害物質含有ごみの分別区分のあり方や、焼却排ガスや処理残さなど処理プロセスに関する測定技術や制御技術に関する調査研究を行う。
研究内容
  • (1) 都市ごみ処理プロセスから発生する金属や焼却灰について、その資源性を評価し、循環利用が可能なシステムを示す。
  • (2) 有害物質を含む焼却排ガスや処理残さなどの処理プロセスに関する測定技術や制御技術等に関する調査研究を行う。
H28中間評価 A3名、B3名
評価コメント及び対応
(同様の評価及び対応は、まとめて記載)
  • 最終年度を迎えたので、ゴミ中の資源の分類と量の把握をもう一度整理されたい。すなわち、東京都のゴミ廃棄の実態を、廃棄総量、最終処分場の総量、究極回収を想定して場合は資源総量、現実的な資源回収量(コストに見合った数量)、将来の資源回収量の見通し(なになにが開発されれば、なになにができれば、○○まで回収可能)を示されたい。
    また資源として利用できないが「有害なので回収して取り除くべきもの」についても同様の取りまとめをおこない、将来に向けた提案をお願いしたい。
  • 廃棄物の実態については、東京都などが統計データを集計していることから、これらとの比較を行い、資源回収、再資源化、有害物除去の効果について検証していきます。
  • 不燃ごみ中の有用金属の含有割合を調べておくことは意義があると思う。
  • ガス状水銀の活性炭吸着の実験も意義があると思う。
    今後は活性炭メーカーの協力も得ながら、より望ましい活性炭の開発も視野に入れるとよいと思う。
  • より望ましい活性炭の開発につながる研究を進めていきます。
  • 不燃ごみに含まれる未回収の有用金属の含有量を把握し、それらを再利用・循環利用するための研究は、大変重要であり、評価できる。
    磁気・アルミ・ふるい等による選別の精度をさらに高める手法の開発を推進されることを期待したい。
  • 選別技術は海外において進展していることから、技術情報調査などを進めていきます。
  • 研究成果を海外の査読付き学術誌に投稿していただきたい。
  • 海外の学会では発表を行っており、査読論文としての投稿については、今後、検討していきます。
  • 不燃ごみからの未回収資源といった難しいテーマに果敢に挑戦している。
    資源回収の他に,不燃ごみからプラスチックのような発熱量の高い可燃ごみを極力取り出して,廃棄物発電に優位な分別方法を探る研究も意義があるのではないかと考える。
  • 安全で資源循環型の社会の実現に寄与する重要なテーマであり、ごみ成分や活性炭性能の定量評価が進み、成果を積極的に外部発信されていることを高く評価する。
  • 手間のかかる作業だとは思うが、サンプル種を増やすか、分析済みのサンプルがそれ以外を成分的に代表できていることが示されると、データの信頼性が増すと思われる。
  • 年次計画に従って、金属資源回収、脱塩素、水銀排出制御の目的に向けた研究成果が段階的に出され、成果発表も多面的に行われている。
H29事前評価 A1名、B4名
評価コメント及び対応
(同様の評価及び対応は、まとめて記載)
  • 資源の枯渇を背景に少しでも資源を回収してZEROエミッションを目指す姿が感じられる。
  • 資源回収の検討が終わったら“不燃ごみ”のカテゴリーのゴミから“可燃ごみ(プラスチックなど)”の簡易な回収方法を検討してはどうか。特にプラスチックごみは嵩張り埋め立て時の土壌の安定化も損うし,太陽光(紫外線)の当たる部分はマイクロプラスチックとなって将来の海洋汚染にも寄与してしまうかもしれない。逆に燃やせば高発熱量で廃棄物発電の効率アップにも寄与すると思う。
  • 不燃ごみ中の廃プラについては、分別の徹底や熱源利用などについて、東京都と検討していくこととします。
  • 都市ごみ中の有害物質の管理手法に関する研究の推進は評価できる。
  • 外部と連携し、計画を着実に遂行する状況が見られ、適切と考えられる。
  • 供試活性炭のテストにとどまらず、水銀処理に適した活性炭の設計に今回の結果を活かす取り組みにも期待する。
  • 最終年度の研究計画の記述があまり具体的でないように感じるが、着実な進展が図られるものと期待する。
  • 最終年は、焼却灰からの資源回収に関するシミュレーションを行います。また、Hg吸着については、清掃工場の実排ガスを考慮した実験を行います。

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