東京都実走行パターン(走行モード)

 自動車の走行状態(mode)は停止、加速、定速、減速の4つのモードからなり、交通量、渋滞度、道路形態、車速制限、信号機等の要因によってその組み合わせは比率が著しく異なる。その組み合わせや比率をパターン化したものが走行モードである。自動車の排出ガス量は自動車の走行モードによって大きく左右されるため、正確な自動車排出ガス量を算出するためには、その都市特有の走行モードを正確に把握する必要がある。

 現在、都においては、昭和51年に実施した都内走行試験の結果から実走行パターン11種を作成し、都内自動車排出ガス算出に用いている。

 例えば、No.2は渋滞走行(平均車速8.4km/h)、No.5は都内の平均的な走行(平均車速18.0km/h)、No.8は比較的スムーズな走行(平均車速28.5km/h)を表している。