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産業廃棄物排出事業者セミナー 開催結果

資源循環

産業廃棄物排出事業者セミナー 開催結果

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産業廃棄物排出事業者セミナー 開催結果

 

平成29年1月23日(月)、連合会館にて、 初めて産業廃棄物排出事業者セミナー「産業廃棄物の適正処理と持続可能な資源循環~2020年とその先を見据えて~」を開催しました。 多くの皆様にご参加いただきありがとうございました。
環境経済学研究の第一人者である慶應義塾大学経済学部の細田衛士先生による基調講演のほか、優良な取組を行っていらっしゃる排出事業者・処理業者等の登壇者の皆様に、それぞれの立場から事例発表・パネルディスカッションを行っていただきました。 2020年とその先を見据えた持続可能な循環型社会の構築に向け、排出事業者が今後目指していくべき姿や、それに向けた新たな視点の事業構築のためのヒントとなる内容で開催しました。

 

開催概要

■タイトル: 産業廃棄物排出事業者セミナー
   「産業廃棄物の適正処理と持続可能な資源循環~2020年とその先を見据えて~」
■日  時 :平成29年1月23日(月)13時30分~16時30分
■場  所 :連合会館 大会議室
■主  催 :東京都環境局、公益財団法人東京都環境公社

 

■プログラム :
<第1部:基調講演> 「産業廃棄物の処理と資源の循環利用」
講師:慶應義塾大学 経済学部 教授 細田 衛士 氏
<第2部:事例発表>
1.「リコーグループの廃棄物処理業者監査」
株式会社リコー サステナビリティ推進本部 環境推進室
プロセスグループ グループリーダー 長澤 孝幸 氏

2.「リサイクリングで地球環境の未来を創る」
(産廃エキスパート取得企業)
東京ボード工業株式会社 代表取締役社長 井上 弘之 氏

3.「小型家電リサイクル法 認定事業 『宅配便を活用した小型家電リサイクル』」
リネットジャパングループ株式会社 代表取締役社長 黒田 武志 氏

4.「適正処理の確保に向けた排出事業者の責務」
東京都環境局 資源循環推進部 産業廃棄物対策課長 須賀 隆行 氏

<第3部:パネルディスカッション>
テーマ1:適正処理の推進に向けて
テーマ2:持続可能な資源利用に向けた取組

モデレーター:公益財団法人東京都環境公社 常務理事 齊藤 和弥

パネリスト:上記事例発表者4名

講演者・登壇者のプロフィールはこちら>>

 

発表の様子

第1部
基調講演
「産業廃棄物の処理と資源の循環利用」
講師:慶應義塾大学 経済学部 教授 細田 衛士
 氏 

 

 

1982年同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。1994年より現職。

2001年7月より2004年9月まで経済学部長。専門は環境経済学、理論経済学。特に最近は資源の循環利用について精力的に研究。著書に『グッズとバッズの経済学』、『環境と経済の文明史』、『資源の循環利用とは何か バッズをグッズに変える新しい経済システム』等多数。

第2部 
事例発表 事例発表①「リコーグループの廃棄物処理業者監査」
株式会社リコー サステナビリティ推進本部 環境推進室
プロセスグループグループリーダー 長澤 孝幸 氏

1993年株式会社リコー入社。2003 年 4 月より社会環境本部にて、事務機製品の環境対応に従事。2014年4月より事業所環境管理を中心に、EMS、廃棄物管理、製品のリサイクルなど幅広い活動を実施し、リコーの環境経営活動推進に注力している。

 

   

事例発表②:「リサイクリングで地球環境の未来を創る」
東京ボード工業株式会社 代表取締役社長 井上 弘之 氏

   

1966年生まれ 1991年成城大学経済学部卒業後、合板製造業のホクヨープライウッド(株)に入社。1995年グループ会社である東京ボード工業(株)に転籍。 2006年MBOを経て2008年同社代表取締役社長に就任。 ※同社は2014年に東京証券取引所市場第二部へ上場。(一社)東京都産業廃棄物協会理事、日本繊維板工業会理事、(特非)関東木材資源リサイクル協会副会長等も務める。

   

事例発表③:「小型家電リサイクル法 認定事業『宅配便を活用した小型家電リサイクル』」
リネットジャパングループ株式会社 代表取締役社長 黒田 武志 氏

 

1965年 大阪府生まれ。 1989年 トヨタ自動車(株)入社。 2000年 ブックオフとトヨタ自動車などと提携し、日本最大級のネット中古書店(現NETOFF)を立ち上げ起業。 2013年 100%子会社のリネットジャパン(株)を設立し、小型家電リサイクル法の認定事業者の許認可を取得。インターネットと宅配便を活用したユニークなビジネスモデルでリサイクル事業に参入。

例発表④:「適正処理の確保に向けた排出事業者の責務」
東京都環境局 資源循環推進部 産業廃棄物対策課長 須賀 隆行 氏

 


1994年東京都庁入庁

下水道局、総務局、公立大学法人首都大学東京で予算、人事、区市町村、文書行政、大学運営等に携わり、2011年より環境局で勤務

環境政策担当課長、人事担当課長、一般廃棄物対策課長を経て、2016年4月より現職。

第3部 パネルディスカッション
テーマ1:適正処理の推進に向けて
テーマ2:持続可能な資源利用に向けた取組

 

第3部として、事例発表にご登壇いただいた方々をパネリストにむかえ、上記2つのテーマについて、事例発表の内容をさらに掘り下げたパネルディスカッションを行いました。 また、当日のセミナー参加者から質問を受け付け、パネリストが回答を行いました。

 

アンケート集計結果

セミナーでは、参加者の皆様にアンケートにご協力いただいています。 セミナー全体として「大変参考になった」「参考になった」が合わせて97%で、参加者の方々には大変好評をいただきました。

セミナー全体

基調講演


 

事例発表

 

 

パネルディスカッション

 

参加者の声

セミナーに参加した感想や産業廃棄物処理業界の現状及び将来における課題について、参加者の方々からいただいた主なご意見をご紹介します。
(セミナーの感想)
・大変勉強になった。高度処理の具体事例を中心に、また違う企業の事例紹介も聞いてみたい。 ・グローバルな視点での最新情報、志の高い企業のお話を直接聞くことができ、大変良かった。

(排出事業者として感じている課題)
・廃棄物処理法、各種リサイクル法の認知度が低いと感じる。
・缶詰や加工品、紙とプラスチックの混合廃棄物など、分別が困難なものの最適な処理の仕方がわからない。

(適正な委託契約について)
・ダイコー事件のように、許認可もしっかり受けている業者に不正を働かれたら、なかなか対応するのは難しいと感じている。業者の訪問及びヒアリングが重要であることを改めて痛感した。 ・コストとの折り合いを気にする意見が社内では大半である。資源利用を考えていても、料金の負担が大きい。

(循環型社会の構築)
・改良度・再生砕石の利用がまだ足りないと感じる。もっと需要が増えることで、リサイクルが促進され、安心して処理委託が出来るようになると思う。
・食品に限らず、廃棄物になる前に必要とする人に分かち合える・利用してもらえる仕組みが必要では。