関係者の最新動向

F社(フラフ燃料製造を行う事業者)ヒアリング状況

2020.12.11

1. 廃プラスチックの受け入れについて

 

・ 以前はRPFも製造していたが、数年前からユーザーが求めるRPFの塩素濃度が5,000ppmから3,000ppmに厳しくなった。現在はフラフ燃料のみ製造している。

 

・ フラフ燃料に対応したボイラーを所有するのは国内に3社しかない。ただし、RPFとフラフ燃料を混ぜて使用しているボイラーもいくつかある。

 

・ 産業廃棄物の廃プラスチックを受け入れており、処理費用をいただいている。工場端材などの一次的に排出されたものや、中間処理後の二次的に排出されたものを受け入れている。

 

・工場所在地周辺からの受け入れが多いが、受入基準を満たせば、それ以外からの地域からも持ち込み可能である。

 

・受入基準としては、硬質プラスチックよりも軟質プラスチックが望ましい。OK品とNG品(PVCや金属、硬質プラ等)を写真付きの一覧で整理しており、持ち込み業者に渡している。

 

・においが付いているものはNGとなる。汚れが付いていないものを受け入れている。

 

 

2. プラスチックリサイクルの状況について

 

・ 新型コロナウイルスの影響で廃プラスチックが減少している。今でも受け入れは1割減である。ユーザー側の使用量も減少したため、需要と供給のバランスはとれている。

 

・現状では全国的なフラフ燃料及びRPFの需給バランスはとれているが、将来的には需要が増えてくると見込んでいる。供給が足りなくなる可能性もあり、焼却(単純焼却、サーマルリサイクル)に回されている汚れたプラスチックをどのようにリサイクルするかが課題である。

 

 

3. フラフ燃料について

 

・フラフ燃料の用途は、製紙や発電用のボイラー利用、セメント原燃料である。セメント向けのフラフ燃料は塩素濃度などの基準の幅はあるが、逆有償である。

 

・フラフ燃料に対応したボイラーは、吹き込む機構が必要になるため、初期投資が高額になるとのこと。

 

・フラフ燃料が石炭ボイラー発電の代替になれば理想である。

 

以上