1. 廃プラスチックの受け入れについて
・ 基本は容器包装プラスチック(以下、容リプラ)を受け入れているが、ガス化設備において産業廃棄物の廃プラスチック(以下、産廃プラ)をRPFとして受け入れることを開始した。
・今後、RPF製造設備においても、ベールあるいはフレコン詰め状態での産廃プラの受け入れも検討している。
・ 新型コロナウイルスの影響で容リプラが増加しており、産廃プラの受け入れを抑えている。
・産廃プラのRPFは受け入れ時に処理費用をいただいている。建設系の産廃プラは土の混入が多いため受け入れていない。オフィス系の産廃プラは容リプラと同等の品質であれば受け入れられる可能性がある。
・受け入れる際の基準としては、塩素2.0%以下、硫黄0.1%以下、水銀0.01%以下、熱量7,500kcal以上であることとなる。RPFのかさ密度は低い方がよい。
・金属やライター、電池の混入が問題となる。年1回の定期点検中は受け入れを停止する。
2. バーゼル条約などの今後の動きについて
・ バーゼル条約改正の影響は、何が起きるか予想しきれていない。
・今後予定されている自治体による容器包装プラスチック以外も含めた一括回収の動きも注視している。
・容リプラ並みの品質の産廃プラが出てくるのであれば、産廃プラを受け入れていきたいと考えているが、今後も容リプラを主体としていくことは変わらない。品質と価格が安定している点で容リプラにメリットがある。
3. その他
・ガス化の生成物の一つである水素の需要が増えれば、ガス化事業が増える可能性はある。
・新型コロナウイルスの影響によって巣ごもり需要が増え、首都圏を中心に、容リプラが増加している。
以上