簡単で手軽な省エネDIYの方法を紹介し、断熱DIYを体験する講座を実施いたしました。
【実施日時】
令和8年2月21日(土)13:30~16:00
【場所】
TKP新宿カンファレンスセンター
【講義】体にも地球にも優しい住まいづくり
一般社団法人 えねこや
新井 かおり 氏
街中で電気自給の暮らしを実践し8年目。「エコで快適」をつくる一級建築士事務所を主宰
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「えねこや」は、自然の力で作ったエネルギーだけで心地よく過ごせる建築(おウチなどの建物)のことを言います。
ここでは内窓での断熱・節電のその先の話をします。
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築40年超の古い家を減築(げんちく)したり、屋根に太陽熱温水器(たいようねつおんすいき)と太陽光パネルをつけたり、電気を蓄電池(ちくでんち)にためたりすることで、家のエネルギーをすべて自給自足(自分で作って自分で使う)する事務所and住宅として10年間使用しています。
・減築(げんちく)…使わなくなった部屋や場所を減らすこと。家のサイズを小さくすることで、エアコンや電気などを使わないので節電等につながる。
・太陽熱温水器(たいようねつおんすいき)…太陽の熱を利用してお湯を沸かす機械のこと。
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他にも、窓は夏は外からの暑い熱が入り、冬はおウチの暖かい熱が逃げてしまうため、熱を伝えやすいアルミサッシから木製二重サッシや樹脂製トリプルサッシに変えたり、夏の日差しが入らないようにグリーンカーテンなどもつけました。
これらのことから、小さな建築、断熱・気密を整えることで、太陽のエネルギーだけで過ごすことが出来ることが分かりました。
グリーンカーテン…窓の外側につる植物を絡ませてカーテンのようにすること。直射日光が入らないようにしたり、目隠しや風景や景色を整えるために作る。
【講義】 断熱・気密と内窓DIYで始める省エネな暮らし
一般社団法人 えねこや
北川 隼 氏
断熱DIYの実践を通じて、その効果と重要性を地域で伝える活動を行っている。自動車メーカー勤務
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日本の家(建物)内のエネルギーの3分の1は暖房で使われています。
今の日本の家は、熱が出入りしやすいので、それをふさぐ「家の断熱(熱を断つ)・気密(外と内がつながっていない)性能を高くすること」が大切です。
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色々なおウチを人間と洋服で例えてみました。
■裸にホッカイロ…断熱性能なし、気密性能なし、ホッカイロ部分以外は寒い
(今の日本のおウチの多くはこれに近い)
■セーター…断熱性能あり、気密性能なし、風が通ると寒い
■ダウンジャケット…断熱性能あり、気密性能あり、いつも暖かい・気密が低いと断熱の性能が発揮されない!(例:セーター)
・断熱・気密はセットですることが大切です。 -
熱の出入りの多くは「窓」と言われています。
夏は窓から7割の熱が入り、冬も5割の熱が出て行ってしまいます。今、皆さんのおウチの窓がどうなっているのか確認してから、どのように改修やDIYしていくのか考えましょう。
例)窓の枠の種類、ガラスの枚数、隙間はあるのか 等 -
北川さんは自分のおウチを断熱・気密性能が上がるように直して改善しました。
直したことの例:アルミサッシの窓に内窓設置する
畳の隙間風(すきまかぜ)が来ないようにする
コンセントの隙間(すきま)を埋める 等 -
断熱・気密性能を向上させて部屋が快適になったことで、使うエネルギーが減りました。
さらに温度が安定することで結露(けつろ)ができにくくなったり、ヒートショックになりにくいなども、他にも良いことがたくさんあることが分かりました。
今は補助金などもあるので、せひおウチの断熱・気密を実施して欲しいです。
結露(けつろ)…空気中の水蒸気が冷却されて水滴(すいてき)として何かの表面にくっつくこと。カビの原因などになります。
ヒートショック…暖かいところからとても寒いところに移動したときに血圧が大きく変わって、気を失ってしまったりすること。
【体験】Let’sおウチを省エネDIY~ミニチュア内窓作製~
・用意された窓枠に合わせて、ポリカーボネート材を使用し内窓をDIYで作りました。