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2024.04.01

東京都生物多様性推進センターを開設
(公財)東京都環境公社は、東京都と連携して、令和6年4月1日付で、東京都生物多様性推進センターを開設致しました。

東京都生物多様性推進センターとは

青梅上成木
カワセミ

東京都生物多様性推進センターは、都内の保全活動に係る各主体間における連携・協力の斡旋、必要な情報の提供や助言を行う拠点です。

生物多様性地域連携促進法第13条に基づく地域連携保全活動支援センターとして令和6年4月に設置されました。

都内の自然豊かな保全地域において、各種体験プログラムを通じ、ボランティア活動の多様な機会を創出するとともに、適切な緑地の維持管理及び貴重な動植物の保全を行い、生物多様性の保全と自然との共生の実現に貢献していきます。

主な取り組み

「東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づき指定された都内の保全地域(50地域)において、東京都の委託を受け、都民・事業者・ボランティア団体・自治体等様々な主体と協働して以下の取組を実施しています。

生物多様性とは

「生物多様性」とは、特有の「個性」を持つ様々な生きものが、様々な異なる環境の中で、互いの個性を活かしながら直接的・間接的に「つながり」合っていることをいいます。「生物多様性」にはたくさんの種類の生きものがいるだけではなく、様々な環境があること、そして同じ種類の生きものの中でも様々な遺伝子があることの3つのレベル(生態系・種・遺伝子)の多様性があるとされています。

E01_生きもののつながり_★計画課許諾必要
生きもののつながり(出典:東京都環境局「東京都生物多様性地域戦略」P5)

「生物多様性」は、生活に欠かせない恵み(生態系サービス)を与えてくれています。生態系サービスは4つ(供給サービス・調整サービス・文化的サービス・基盤サービス)に分類されますが、そのどれもが私たちの暮らしに必要不可欠なものです。生態系サービスを今後も安定的に享受していくために生物多様性を守っていくことが大切です。

E02_生態系サービス_★計画課許諾必要
生態系サービス(出典:東京都環境局 「東京都生物多様性地域戦略(普及版)」P2)

東京都の生物多様性

東京は、本土部から小笠原諸島にかけて南北約1,700kmに及び、高低差は2,000メートル以上あり、亜寒帯(雲取山周辺)から亜熱帯(小笠原諸島)・熱帯(沖ノ鳥島)まで、幅広い気候帯が存在しています。公園などの緑地が整備された都心部、屋敷林や田畑が残る住宅地、生物多様性の宝庫である里山や雑木林、天然林も残る山間部や特徴的な自然環境・生態系を有する島しょ部など、東京には豊かな自然環境があり、多様で豊かな生態系が残されています。

雲取山から東京港までの断面図(イメージ)(出典:東京都環境局「東京都生物多様性地域戦略」P25)

当センターの主なフィールドである東京都保全地域は、その多くが多摩地域の市街地の中あるいは丘陵地の縁辺部に位置し、東京の緑のネットワーク形成上重要な緑地となっています。また、多様な地形や環境要素に富む地域が多く、生物多様性のポテンシャルが高い場所となっています。保全地域で実施した自然環境調査では、都内の保全地域だけに生育・生息しているもの、あるいは保全地域を含む数箇所しか自生地が確認されていない動植物が見られ、保全地域は都内の生物多様性を保全する上で、非常に重要な場所となっています。

東京都保全地域一覧
東京の緑のネットワークと保全地域の位置(出典:東京都環境局 「保全地域の保全・活用プラン」P26)

一方で、開発による森林伐採・農地や干潟等の減少、雑木林や農耕地の管理放棄による生態系バランスの悪化、外来種による在来種の補食や生態系への影響、など、東京の生物多様性が抱える課題も多くあります。

東京都の策定PDFの表紙画像

このような特徴や課題を踏まえ、東京都は「東京都生物多様性地域戦略」「保全地域の保全・活用プラン」を策定し、将来にわたり生物多様性の恵みを受け続けることのできる豊かな都市を目指して、具体的な施策を展開しており、当センターもその一部を担い、生物多様性の保全に貢献していきます。

お問い合わせ

公益財団法人 東京都環境公社
東京都生物多様性推進センター Tokyo Metropolitan Center for Biodiversity
【所在地】〒190-0022 東京都立川市錦町2-4-2 CB立川ビル6階
【電話番号】042-595-8849(代表)
      042-595-8876(保全地域の維持管理に関すること)
      042-595-7805(各種体験プログラム・情報発信に関すること)
【受付時間】平日 9:00~17:00(12:00~13:00を除く)

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