東京都環境科学研究所

東京都からの受託研究

今年度の研究テーマ

3R・適正処理の促進と「持続可能な資源利用」の推進 1 水素蓄電を活用したまちづくりに向けた調査・研究 再生可能エネルギーを有効かつ最大限に活用可能とするための技術である水素蓄電エネルギーマネジメント(以下「エネマネ」という。)の役割を実証していくため、都内の建築物等への水素蓄電エネマネによる再エネ100%導入を目指したモデル作成等の取組を実施します。
2 都有施設のスマートエネルギー化の推進に向けた調査研究 都有施設のエネルギー消費データの分析や施設の個別調査を行うことで、省エネ対策の推進・阻害要因を明らかにし、ゼロエミッション都庁行動計画を適切に推進するための基礎情報を得ることを目的とします。
3 都市ごみ焼却排ガス中の有害物質の処理に関する実用化研究 乾式処理の排ガス対策におけるガス状水銀の挙動を明らかにすることにより、より確実で効果的な水銀排出抑制処理を検討し、また、測定技術や制御技術に関する調査研究について早急に整理し、実用化に結びつける技術情報を発信します。
4 都市ごみ飛灰の循環利用に関する研究 都市ごみ焼却灰をセメント原料の代替として活用する上での阻害要因である塩素の効果的な脱塩方法、焼却灰中の有用な金属資源の分離回収についての調査研究を行います。
5 バイオマスプラスチックの併用や転換による環境負荷低減の検証に関する研究 食品廃棄時に大量に廃棄されるプラスチックをバイオマスプラスチックへ併用や転換することによる温室効果ガス削減効果を検証します。
快適な大気環境、良質な土壌と水環境の確保

6 自動車環境対策の総合的な取組に関する研究 次世代自動車等を含む新型自動車の排出ガス実態を把握するとともに、自動車排出ガス規制強化の実効性の評価を行います。
7 微小粒子状物質の濃度低減等に関する研究 大気中微小粒子状物質(PM2.5)対策に資するため、PM2.5中の硫酸塩や硝酸塩の生成状況の把握、有機成分分析による発生源寄与の検討、PM2.5よりさらに小さいPM1.0のフィールド調査に取り組みます。
8 高濃度光化学オキシダントの低減対策に関する研究 光化学オキシダントの原因物質である揮発性有機化合物(VOC)について、都内VOC排出量に占める植物起源VOC排出量の推計や、オキシダント生成に影響を与えるVOC成分の発生源の解明に取り組みます。
9 有害化学物質の分析法・環境実態の解明及びリスク管理に関する研究 都内において環境影響を及ぼす可能性のある化学物質を選定し、環境実態調査を通じて排出源や環境リスクの解明に取り組みます。
10 沿岸域生態系を活用した水質浄化に関する研究 水生生物の生息環境の整備や都内沿岸域の水質改善の促進に向けて、植生分布や底生動物の生息状況、藻場・干潟などの環境修復手法について調査・研究を行います。
11 都内河川における衛生指標細菌の発生源の推定に関する研究 23区及び多摩地域の大腸菌数が増大する複数の河川について、大腸菌の発生源の推定を行います。
12 東京における地下水の実態把握に関する研究 様々な地下水ニーズをふまえた適切な地下水管理手法の検討に資するため、揚水の地盤への影響予測や地下水流動の解明に取り組みます。
13 グリーンインフラによる暑熱環境改善効果に関する研究 再開発等による都市緑地創出前後の暑熱環境を調査し、グリーンインフラによる暑熱環境改善効果を定量的に推計します。

過去の研究テーマ

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